『緑内障と風邪薬』
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緑内障の人は風邪薬が飲めないの?
緑内障は閉塞隅角と開放隅角に分けられています。隅角とは角膜と虹彩で囲まれた区画(前房)で角膜の付け根の眼内の組織液が排出される場所です。ここが狭いと閉塞隅角といい、瞳を広げる効果のあるお薬(感冒薬の抗ヒスタミン薬等)で緑内障発作を誘発する恐れがあります。角膜と水晶体の距離が1.7mm以下になると発作の危険性が増します。発作を起こすと突然見えなくなり、頭痛、吐き気を生じます。発作の状態が続くと失明に至ります。閉塞隅角症は手術で発作を予防できるので早期発見、早期治療が重要です。