乳頭浮腫

南東北眼科クリニック医師と看護師

乳頭浮腫とは、脳の内部や周辺の圧力上昇が原因で、視神経の眼球内にある部分が腫れた状態をいいます。

症状

一時的な視覚障害、頭痛、嘔吐(おうと)で、これらが複合して現れることもあります。

  • 医師は検眼鏡で眼の中を観察することにより診断を下します。
  • 脳圧上昇の原因となっている病気を、できるだけ速やかに治療します。

眼底写真

治療

脳圧上昇の原因となっている病気を、できるだけ速やかに治療します。例えば、脳腫瘍が原因で脳脊髄液の圧力が上昇している場合は、コルチコステロイドが投与されることがありますが、手術で腫瘍を切除したり放射線療法で腫瘍のサイズを縮小したりする必要が生じる場合もあります。

乳頭浮腫の原因が特発性頭蓋内圧亢進症である場合は、減量と利尿薬で治療できます。それがうまくいかなければ、手術が行われることもあります。

細菌による感染症の場合は、抗菌薬で治療できます。

脳膿瘍であれば排膿し、その後抗菌薬を投与します。

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